咀嚼の知識

    物をよく噛むことの最大のメリットは
    唾液の分泌を促すことです。

    唾液は一日に1500cc程度分泌され、
    消化や口内の清潔に役立ちます。

    また、唾液中に含まれるリゾチームや、免疫抗体などの
    感染予防物質が、疾病の予防、健康増進に役立ちます。

    よく噛んで、食事に時間がかかると
    血糖値が高まり、満腹中枢を刺激します。
    その結果、過食・肥満を予防します。

    また、噛み砕くことで食物の味物質を溶出し、
    味覚を感じ食欲を増進し、心理的満足感を感じます。

    さらに、物を噛んだ刺激が末梢の神経を通して脳に伝わり鈍化
    した脳の働きを目覚めさせる効果が期待されます。

    これにより、子供の知的発達を促進したり、
    老化の予防に効果が期待できるのです。

    一方、物をよくかまない場合、咀嚼筋の活動が低下するために、
    顎骨の発育が悪く、歯列不正をおこします。

    また、唾液の分泌が悪くなり、清掃性が低下するため、
    虫歯や歯周疾患を発生させ、抵抗力、耐性の低下により
    顎関節症の誘因となります。