歯周病による歯の動き
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歯が動く原因は、骨が溶けると同時に、歯を支えている
クッションの役目をしている歯根膜が溶けるためです。
この場合、歯の根についている歯根膜の面積によって、
歯の動きが早くでるか遅くでるかが決まってきます。
また、歯の根の太さや、数によっても違ってきます。
たとえば、どんなに骨が溶けて歯根膜が少なくなっても、
上の大きな歯である第一大臼歯のように大きな根が3本<とも
しっかりしていれば、そう簡単には動くものではありません。
だからといって症状が軽いというわけではありません。
自分で歯が動くのを感じるようであれば、
かなりの骨が溶けて、歯根膜も減少しており、
重症の歯周病であることを示しています。
歯の動きは、左右だけに動く場合と、
前後に動く場合と、さまざまです。
上下に動くのが感じられる場合、かなりの重症です。