高齢者と歯
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残っている歯が少ない高齢者ほど、
記憶をつかさどる大脳の海馬付近の容積が減少していることを、
東北大大学院の渡辺誠.歯学研究科長らの
グループが突き止めました。
また、アルツハイマー病になると海馬が萎縮することが
知られており、ぽけ予防には、自分の歯の数を保つこと
が大切だであることがわかります。
痴呆の疑いのある人とない人を比べると、
歯の数が多い人ほど痴呆の割合が少なく、
歯と痴呆との関連が示唆されています。
また、歯が少ない人ほど、海馬付近の容積が減少しており、
意志や思考など高次の脳機能に関連する前頭葉などの
容積も減っていることがわかっています。