妊娠と歯科治療
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本来、妊娠前に歯の治療を済ませることが基本ですが、
妊娠中でも歯の治療が必要となる場合はあるものです。
歯科医と産婦人科医との申し合わせでは、
妊娠8カ月頃までの安定期には積極的に
保存治療はした方が良いとされています。
その理由として、カリエスには自然治癒が無く
早めの治療が望ましいこと、胎児に対する影響が
ほとんど考えられないこと、出産が終わっても今度は
育児に追われ治療する暇がないなどが挙げられています。
ただし、意思から説明を受けてもなお、
服薬や麻酔、X線など歯科治療に対する不安が
大きい人は治療を止めた方が良いでしょう。
不安から来るストレスがかえって胎児に
何らかの影響を及ぼすかも知れないからです。