舌痛症
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舌痛症とは、舌に痛みを伴う症状のことです。
主に舌の先端や側面にヒリヒリしたり焼けるような
痛みや違和感が現れます。
これまでは精神的なもので心因性のものが占めていると
考えられていましたが、最近の研究ではドライマウスが
原因であると判明したケースもあります。
ドライマウスでは唾液分泌量の低下により口の中が乾燥します。
口の中の乾燥は症状の進行度合いにより舌にも悪影響を及ぼし、
舌の乾燥、ひび割れ、味覚障害など様々な症状となって現れます。
これまでの診断では舌の痛みに対する不安を取り除くために、
心理面の治療として精神安定剤、抗鬱剤(抗うつ剤)、向精神薬
などが処方されるケースが一般的でした。
しかし、精神安定剤、抗鬱剤(抗うつ剤)などには唾液腺を
支配している神経に作用し唾液分泌量を低下させる
作用が知られています。
よってドライマウスの症状が現れることもあり注意が必要です。
痛みが解消されないようであれば担当の医師とよく相談してください。